CANDLE11th -LIGHT FOR FUKUSHIMA-

 

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新年の幕開けにふさわしく、清々しい青空のもと

CANDLE11th-LIGHT FOR FUKUSHIMA-が開催されました。

会場となった代々木公園イベント広場には、

特設ステージを中心に20以上のブースが軒を連ね

10組のアーティストがフリーライブを行い、約7,000人を動員。

音楽と食を味わい、大切な人々と集う楽しい一日となりました。

今イベントは,LOVE FOR NIPPON(以下、LFN)が新たにスタートさせた

プロジェクト<CANDLE11th(キャンドルイレブン)>

のこけら落としともいえるものです。

毎月11日には、

大切な人のことを思ってみんなでキャンドルを灯そうという試みで

小さな炎から、幸せの連鎖が生まれることを願ったプロジェクトです。

 

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2016110

正午のスタート前からすでに多くの来場者が足を運んでいました。

天気も良く三連休の中日ということもあって

小さな子どもを連れたファミリーから学生、カップル、

年配の方々まで幅広い年齢層が会場を行き交います。

美味しい食事に舌づつみを打ちながら、絵を描いたり、餅をついたり

、復興活動について熱心に耳を傾けたり。

笑い声と拍手と歓声が、会場のあちこちで上がっていました。

 

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フリーライブは午後2時半、ラビラビからスタート。

音が鳴りはじめると、待ちかねた人々はステージへ。

ステージ前のキャンドルをさらに囲むように人が集まります。

途中、青谷明日香とのコラボレーションもあり、『SONG OF THE EARTH』が演奏されました。

天気が良いといっても、真冬の屋外はじっとしていると底冷えする寒さ。

ときおりリズムに合わせて体を揺らし、会場全体も徐々に暖まっていきました。

 

アースデイwith マイケルは

ダンスパフォーマンスで会場を沸かせました。

BAD、スリラー、ビリー・ジーン

お馴染みのイントロがかかると誰もが足を止め、

ステージに目を向けます。

音楽も志も、

マイケル・ジャクソンはいまなお健在であることを感じさせました。

 

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キヨサク(from MONGOL800)のしっとりした歌声が

会場全体を包むころ、陽が傾き始めました。

ギターとトランペットの優しい音色が澄んだ空に響き渡ります。

そして、イベント前日にも福島県を訪れていたという若旦那。

ときにマイクを離れ、力強く思いをのせて歌い上げるその姿は、

心を打つものがありました。

 

夕方5時、青谷明日香の出番とともにキャンドルに火が灯されました。

無数の小さな炎は黄昏に明るさを増していきます。

LFNと最も多く活動をともにしている彼女の歌は、

その炎の揺らぎのように人々の心にそっと寄り添っているようでした。

 

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日が落ちると気温はグンと下がっていきましたが

会場の熱気はまったくの反比例。

暗くなるにつれて来場者が増えていくなか、

そんな熱気に応えるように、

ここで嬉しいサプライズ。

当初タイムテーブルにはなかったCaravanPeace-Kとともに登場。

驚きと喜びの歓声が上がり、人々をさらに音楽の旅へといざないます。

 

そして、開催直前に出演が発表されたハナレグミのステージには

RADWIMPSの野田洋次郎が飛び入り参加しセッションとなりました。

自然と手拍子がおこり、会場内に一体感が生まれ、

その盛り上がりは会場外にまで伝播しているかのようでした。

 

さらにステージはTOSHI-LOWへと引き継がれ、

ハナレグミ、キヨサク、さらにORANGE RANGEYOHが登場し

代るがわるセッションが続きます。

予測のつかない顔ぶれと、アーティストの熱量が会場をさらに盛り上げました。

 

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イベントも佳境を迎え

ここでスペシャルなショーが人々を釘付けにします。

ダンサーATSUSHIDRAGON ASH)、ドラム中村達也、

ディジュリドゥGOMA、津軽三味線柴田雅人の異色コラボレーションです。

多国籍なリズムとエネルギッシュなダンスパフォーマンスはじつに圧巻でした。

ラストは渡辺俊美がKAKUEIOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)とともに一日の最後を飾ります。

そして、「素人なんですが、ステージに呼びたいと思います」

といって紹介したのは、自身の甥の樹音(じゅおん)くん。

謙遜しながらステージに上がり

故郷である福島を想い、彼が作った『桜並木』を披露。

心が詰まったその歌は、会場にいたすべての人にしっかり届いていました。

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集い、食べ、飲み、語り合い、笑い、遊び、想い、歌う。

そうした人間の当たり前の営みを

多くの人々と楽しむことができた一日となりました。

出演者はみな、自身の出番後もステージ裏に残り

他のアーティストのステージを見守っていたことが印象的でした。

山元タイムのブースには、INORANLUNA SEA)も駆けつけ

スタッフを労う姿も。

出演者、出展者、来場された方々、イベントの運営スタッフ

さまざまに想いを巡らしたことでしょう。

今イベントをキッカケにひとりひとり、毎月11日には人の数だけ灯火が焚かれることを願うばかりです。

   

ライター 須藤 ナオミ

フォトグラファー Yutaka Iwata
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