LFN ROAD@福島県三春町

LFN ROAD@福島県三春町
2012.04.11.wed



毎月11日は被災地でイベントをおこなってきていますが

今月は福島県原発地域避難者が生活されている三春地区仮設住宅に行ってきました


去年からも何度か訪れていた三春地区の仮設ですが

クリスマスなどをおこなった熊耳仮設住宅以外にも6カ所あり今回は柴原萩久保仮設に行ってきました



何ヶ月か前におだがいさまセンタースタッフの方に依頼されていた

『仮設の自治会長さんが故郷富岡の桜を歌った詩望郷桜をかいており

それにどなたか歌をつけてくれないか』という内容に答えてきました



ラブフォーニッポンアクションでもっとも多くの場所で歌ってくれている

青谷明日香さんにこの歌の制作をお願いしていたのですが

東京の桜が満開になった今、ようやくその歌ができたということで

4月11日は柴原萩久保仮設住宅に青谷さん本人と歌を届けに行ってきました



事前に三春地区のみなさんにたくさん集まってもらえるよう告知をしていたのですが

あいにくの大雨で外の広場でロウソクを灯してライブを行う予定も中止となってしまい

談話室でのライブとなってしまいましたが

自治会長さんはじめ、みなさんが本当に歌を楽しみにしていて下さいました



高野さんというマッサージ師と写真家の石井麻木さんも同行してくれました

長い時間ではなかったのですが、それぞれに交流を深めることができ

また次回くることの約束もできました

小さな仮設なので、なかなか色々なボランティアが訪れないようで喜ばれました



三春ダムには有名な滝桜があり,それ以外にもたくさんの桜の木があり

4/22には桜を前に歌の発表会が予定されています

その日まで仮設で暮らすみなさんも歌を覚えておいてもらい

青谷さんと一緒に望郷桜を歌うことを楽しみにしてくれました



談話室で青谷さんが望郷桜を発表し、そのあと自身の歌を歌ってくれましたが

集まった方々は涙をながして聞いていました

ラブフォーニッポンをやっていてよかったと思えることですが

たくさんの被災地を一緒にまわり,ステージで歌ってくれる仲間達は

いっしょになって物資提供を手伝ったり、避難されている方々と交流するなかで生まれてきた新たな歌をうたってくれています

何度も通って生まれた歌

そこにはほんとうのこころがはいっていて

避難されているみなさんのこころにも届くのだと思います



子供と一緒にきていたおばあさんが号泣していました

その子供は

幼稚園にいて助かったけど家族みんなは津波に流されてしまったということです


震災当時はあまり泣かさないでくれと避難されている方達によく言われていましたが

こうしたふれあいのなかにある涙はいいものだと思いました

いろいろ思い出させてしまったから出た涙ですが

その涙をみた自分たちはこれからこの人たちともっともっと繋がって行こうと決心させてもらえます


いつかお互いがよかったねーと涙しながら喜び合える日をつくろうと目標ができる涙なんだと思います


ラブフォーニッポンも地道に活動してきた結果

いくつもの展開が、繋がりが生まれました


去年は出来ることを全部やるというテーマできましたが

今年の3/11からは出来ないことでも全部やるをテーマにしています


震災当時良く言われていたですが

あの言葉は一年経った今からようやく言える言葉だと思います

みなさんのおかげでいくつもの絆が今あります

10年後20年後喜びあえる繋がりを今作っています


どうぞこれからもよろしくおねがいします





LFN ROAD@宮城県七ヶ浜

LFN ROAD@宮城県七ヶ浜
2012.04.08.sun


ひさしぶりに宮城県七ヶ浜でのアクションでした

サッカースタジアムでのイベントもあわせると4回目くらいになるかと思いますが

今回は相撲土俵付近を借りておこなってきました


被災後の七ヶ浜に

行ったこともある方々は覚えているかと思いますが

大きな瓦礫の山はいまだに健在で

それどころか,以前にはなかった浜近くの地区にあらたな瓦礫の山が出来上がっていました

これはようやく始まった田畑の瓦礫を集めていった結果できたものだそうですが

これからまだまだ増えるようです

仙南地区と比べてもこの七ヶ浜は全体的に復旧工事や撤去作業がおくれています


ビーチは

震災直後コンテナなど様々なものが上がっていましたが

すっかりきれいになり波乗りをする方々がたくさん見られました


地元のサーフショップも仮設で営業を再開しています

行政の動きの遅れなどに不満を持ちつつも

とにかくみんなで出来ることをおこなっているそうです



また七が浜にあらたな仮設商店街もできあがっており

避難されている元トラック運転手(とても犬好きなご夫婦で犬小屋作りで仲良くなった)のお父さんがラーメン屋さんを開業していました

夢麺(むーめん)という名前でとてもおいしかったです



今回は毎回参加してくれているATSUSHIDragon Ash)と秀ちゃんラーメン、小久保淳平

そして最近子供たちのために大活躍のモンスターズと伝手プロジェクトの大道芸チーム

現地のアーティストのマイピアノさんとASARIさんが参加してくださいました

また大分県からゆめあかりロウソクも参加してくださり、避難されている方々にメッセージなどを書いてもらっていました


CHUMSのメンバーも物資とともに参加してくださり、現地お母さんがたと交流を深めていました



夜はキャンドルを灯し、ライブをおこないました

子供たちが喜んでくれてまた再会を誓いました

7月の海の日にここ七ヶ浜でイベントを開催することにもなりました



この4月から行政の配置転換や,システム変更がいっきにおこなわれています

それによって,被災地域でも避難されているかたがたは

ますます遠い所の人となり、孤立化していきます



これまでの大規模な震災の経験は生かされておらず

これだけに大きな規模の被災は体験したことがないので

本来であれば各地区が市町村レベルが独自に

ボトムアップで声を上げていかなければいけないはずなのに

コミニティはバラバラになっていて、そしてまた弱者の声が聞こえなくなってしまっています



震災当初より

今の状態の方が問題だらけとなっています


今後も

先の見えない避難者とともにあるためにも

引き続きどうぞよろしくお願い致します


3.24 ROAD@福島県久之浜

 LFN ROAD at 宮城県亘理町
"伊達なわたりまるごとフェア"
2012.03.24.sat 


3/24

福島県原発地域30キロ圏内久ノ浜の公民館に行ってきました


かつて震災当初、みなさんから頂いた支援物資を一番届けに行ったのが四倉,久ノ浜地域でした

ここは原発問題もですが、沿岸部は津波と火事で大変だった所です

当時ほとんど支援団体は入ってなく、個人の提供者がいるばかりで、自衛隊の支援物資もきていませんでした

避難所となった四倉高校にも炊き出しに行っていましたが

そこにスターターでもある海老原よしえさんを呼んで

歌を歌ってもらったり、交流を深めてもらっていました



そのよしえさんが現地のお母さんたちと交流を続けていて

個人的に物資をおくったり、イベントを開催したり

またラブフォーニッポンの四倉のイベントなどにも参加してもらったりと

四倉での出逢いを大切にここまで育んできてもらっていました

今回はそのよしえさんからの呼びかけでイベント開催してきました



お母さんたちの子供たちが今回保育所を卒業ということで

ぜひまたみんなできてくれないかと呼ばれました

久ノ浜の保育所も

かつては何十人もいたらしいですが

現在は3人しかおらず、せっかくきてくれるのであれば

小学校や中学校を卒業した子供たちにも集まってもらいたいということで

公民館を借りてもらいそこで開催となりました

お母さんたちと話をいろいろしましたがいわき市は現在たくさんもらった義援金をもらったさきにかえしているみたい

一度しかお金はもらってないのにね

学校は毎日放射線量を測定していて,メールをくれるけど、除染した所しかはかっていないのよ

公民館や公園にも空間測定値が設置されているけどその数値とあきらかにちがう

そして数値が高い時は公表しない

さまざまな話を聞きました。

やるせない想いでいっぱいでしたが、それでもあったかい時間をみんなでつくりだしました

ちいさなちいさな卒業パーティでしたが、被災当時から知っている子供の成長をみれて嬉しくもあり

鼻血が止まらないときがあったなど、確実にそこにある放射能の恐怖とともに暮らさなければいけない家族達と

やはり、これからもともに、ともに子供たちの成長していく姿をしっかりと見届けなければいけない使命感を感じました



どんなときでも協力してくれる魂同組

どんな内容でも、子供たちが少なかったとしても道化のみなさんを引き連れて参加してくれる伝手プロジェクトメンバー

今回の繋がりを大切に紡いでくれた海老原よしえさんにあらためて感謝します


ROAD@宮城県亘理町

 LFN ROAD at 宮城県亘理町
"伊達なわたりまるごとフェア"
2012.03.20.tue


<LOVE FOR NIPPON 畑中達生レポート>


 LOVE FOR NIPPON にとってここは震災直後から支援をさせて頂いた場所で、

比較的大所帯の避難所、山元町役場、坂元中学校へ炊出しに行き、残った炊出しを、集まって居る

ボランティアの人達に食べてもらおうと行った先が、ここ旧亘理町災害ボランティアセンターでした。

当初は報道にも取り上げられる事無く、忘れられていたかのような状態、炊出しもボランティアには無く

多数のボランティア達がそこでテントを張り、レトルトや缶詰の食べ物を摂り必死に作業していました。

「生野菜と温かいご飯を食べさせてあげたい」と言う、ボランティアセンタースタッフ佐藤さんの言葉と

僕達の持っていた炊出しは合致。

「温かいご飯の豚野菜丼」炊き白米をあけた時の、泥だらけのボランティア達の大歓声を覚えています。



今回、参加して頂いたBONNIE PINKやウルフルズのリーダー、ウルフルケイスケさんもここへの炊出しに

同行してくれていました。著名人に励まされボランティア達が盛り上がった光景、ケイスケさんの大ファン

のボランティアがいて「こんなタイミングでケイスケさんに会えるなんて、、、」と号泣していた事も覚え

ています。



 亘理はもともと、イチゴの産地で「イチゴの里、亘理」という程、おいしいイチゴのできる地域です。

津波被害によって、ほぼ全てのハウスは崩壊し土壌は塩害。壊滅的な被害でした。


あれから1年。


佐藤さんからのお誘いで、このフェアに参加する事に成りました。

このフェアは、イチゴの収穫に際し先行出荷の場でもあり、毎年盛大なフェアだったと聞いています。

「出店も少なく、、なんとかフェアを盛り上げたい!」 という佐藤さんの情熱に答えようと、

当時、一緒に炊出しに行ってくれた、BONNIE PINKとウルフルケイスケさんに声をかけたところ、

「行けてなかったから、、気になってた、、是非出演するよ。」と気持ち良く答えてくれた。



ボランティアとして、ここでテント生活をしながら活動していたシンガーソングライター石野田 奈津代さんと、

毎回同行して頂いているシンガーソングライター小久保 淳平くん、子供向けのコンテンツがあまり無かったので、

新聞紙ワークショップのモンスターズ、ペットボトルギターの華丸さん、伝手プロジェクトより大道芸の方々に

も参加して頂き、当日を迎えました。


  亘理町の太鼓チームより、自衛隊・警察・ボランティア、当初懸命に復旧活動して頂いた皆様への御礼の歌、

太鼓の音が鳴り響き、イベントは始まりました。



当初思っていたよりも出店も集まり、イチゴの出荷も多少だが対応できてイチゴのブースには長蛇の列の大盛況。

亘理町長いわく、2年で日本一のイチゴの産地にすると仰っているそうです。




モンスターズの新聞紙の被り物と華丸さんのペットボトルギターを持った子供達が、あちこちに姿を見せ、

ライブにも多くの人が集まり、活気に満ちたイベントスペースに成りました。モンスターズと華丸さんの

ペットボトルギターは、すごい人気で最後まで途切れる事無く子供達に囲まれていました。



モンスター、ペットギターを持った子供達は皆、満面の笑顔!




ライブが始まると、ぞくぞくと人が集まりあっという間に人だかり。



ライブ終盤はアーティスト全員で、会場の皆さんと「今日の日はさようなら」の大合唱!

ボラセンスタッフ、来場の方の涙するシーンも多々ありました。



最後にキャンドル・ジュンの言葉が贈られ、このイベントを終えました。



いつも、LOVE FOR NIPPON の活動に参加して頂いている、スターター・アーティスト・

クルー・サポーター、物資提供下さる皆さんのおかげで活動を続ける事ができています。


現地では、まだまだ問題は山積みに成っており、前進しているとは言えスタートラインにも

到達できていない仮設に暮らす方々も大勢いらっしゃいます。

ぜひ一度、LOVE FOR NIPPON と一緒に現地を訪れ復興の一歩をみなさんで共有しませんか?

現地を見て感じた事や、現地の方々と話し現状を理解し、まだまだこれからが復興への道であり

まだまだ忘れては成らない現状を理解し、支援を続けて行く力に成って頂ければと思います。



佐藤さん(左)、いつもご苦労様! 


亘理ささえあいセンター「ほっと」

http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=11036



【LIVE出演アーティスト】

  BONNIE PINK

  ウルフルケイスケ

  石野田 奈津代

  小久保 淳平


【ワークショップ】

  藤井 華丸

  モンスターズ


大道芸

  伝手プロジェクト


【物資提供協力】

  CHUMS

  eri(mother)

  WORLD SURVEY Inc.


「イベント終了後、私は華丸くん、アシスタント美波、ケイスケさんのマネージャ本田さん、

LFNクルーの若、由加利、物資提供をして頂いたCHUMSスタッフ3名と共に南へ、いつも

伺っている仮設住宅へと向かいました。また、後ほどその時のご報告をさせて頂きます。」





ROAD@宮城県亘理町

 LFN ROAD at 宮城県亘理町
"伊達なわたりまるごとフェア"
2012.03.20.tue


亘理町は宮城県南部のなかでももっとも震災直後からボランティア活動が盛んな町でした

ラブフォーニッポンでも何度も炊き出しに入ってきたのですが

このボラセンの佐藤さんから町の物産展にぜひ、ラブフォーニッポンのみなさんにも来てもらいたいとお願いされて、イベントに参加してきました



この町も未だ仮設で暮らす方

ボランティアと個々に連絡を取り合って修復作業をされる方など震災復興はまだまだこれからと言った感じです


最近どこにいっても良く言われる『震災直後の連休まではいろんな人が来てくれたけど

あとは全然こなくなったね』という台詞も、今回はBONNIE PINKさんやウルフルケイスケさんなど

かつてこのボランティアセンターに訪れたことのあるメンバーとともに入ることができたので

両者とも喜び合えることができました



また

現在ラブフォーニッポンでは高校生ボランティアのナカッチというスタッフがいます

彼は現在でも亘理町の農家さんに泊まり込みでお手伝いをしていますが

今回はみんなでイチゴハウスの修復や、また桜の木を植えてきたそうです

まだまだ修復作業は今後も続きますが

高校生の彼はいつかその桜が咲く頃にも訪れたいと笑顔で話してくれています



ラブフォーニッポンでは震災直後の一時的支援で終わりではなく

その出逢いから、継続して支援活動をしています

現在では町と共に復興イベントを開催したり、またいくつかの雇用促進プロジェクトにも参加しています



なにより、地震によって出逢えたことに感謝して

いつかはともに喜びあえる日が来るように活動を続けています


現在の被災地域は問題がより深刻になってきています

自己責任的な行政の判断や、個人を尊重していくあまり

全体の統制もとれず、それぞれの不満や、また長い避難生活からのストレスなど

現地の方々、行政の方々だけではうまくいかないことも多くあります



これからもなかなか表には見えてこない現地の状況と

外から入っていくことの大切さをお互いが認識し合い、世間で言われるというものの構築をしていきたいと思います

一方通行のばかりあった気がしていましたが

ラブフォーニッポンでかつて訪れてきた所には確実にと呼べるものが生まれつつあります


どうぞ

みなさん

これからもよろしくおねがいします


<LIVE>

BONNIE PINK

ウルフルケイスケ

小久保淳平

石野田奈津代


<ワークショップ>

モンスターズ

藤井華丸


<大道芸>

伝手プロジェクト


<物資提供>

CHUMS

eri(mother)

WORLD SURVEY Inc.








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