ROADレポート<CHUMSさまより>

 

CHUMSさまより



いつも現地に一緒に入り

ダウンジャケットやミトン、ソックスなどをお配り頂いている

CHUMSさんからレポートが届きました!!

是非ご覧下さい


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現地レポート


LOVE FOR NIPPONさんのおかげで、はじめて参加させてもらったのは

福島県にある、富田住宅という仮設住宅。



震災から月日が経過しているとはいえ、現地がどういう状況なのか現状把握できないまま

LOVE FOR NIPPONさんの活動に参加させてもらいました。

まず、暖をとる手段として、フリースの手袋とフリースの靴下が全員に渡るように持参。 

それ以外はバッグ、ウエア類を持っていきました。


仮設住宅の方々は次々と集会所へ集まってくれました。

暖をとるものはもちろん必要とのこと、でも、みなさん、手でもってくるバッグはスーパーのビニール袋。

何よりもお手軽なバッグが必要とされていることを現地に入って

実感しました。



JUNEさんのはからいで、みんなでお茶を飲みながら、座談をする時間を設けていただき 

仮設の皆様と色々なお話を聞くことができました。

この仮設は、原発20km圏内で家があっても、帰ることが許されていない地域の方々。

お年を召した方々が多く、みなさんが口々に語っていたのが

「地元に戻りたい、地元で生活をしたい、地元で生涯をとじたい」という強い気持ちでした。

この仮設で棺桶に入りたくないんだよ、と、先の見えない状況に

苛立ちを感じ、不安を覚えている気持ちを強く感じました。


その後、LOVE FOR NIPPONさんに

何度かいろいろな仮設住宅にも連れていっていただきました。


すると、次第にみなさんの笑顔が増えていっているような印象!

仮設でも、カラオケをやったり、輪投げをやったり、少しずつ「楽しみ・娯楽」を

みなさん自身で見出しているような、印象を受けました。



伊達なわたりまるごとフェアに関しては、

町おこし、元気おこし、をするくらいになっている状況!

スゴイ勢いです!


必要なものをほとんど失ってしまった人たちが、ここまで出来るのかと

逆に私たちがちっぽけな気がしてしまうくらい、

感動モンです!


東北人、強いなって、感じました。


笑顔が似合う服、それがCHUMS

そんなCHUMSを季節ごとに1枚、何かを届けられたら、

そしてもっともっとみなさんの笑顔が見れたら、

嬉しいです。


 

 

ランドウェル  渡部麻里




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現地レポート

 

遅すぎるSTARTかもしれませんが

今年からLOVE FOR NIPPONさんにお声をお掛けいただき、

CHUMS としての現地での活動の機会を頂きました。

 

出来ることは

CHUMS の商品を支給させていただくこと。

それしかできないと最初は考えていましたし

現地に行けば行くほど迷いやどうやって触れ合って良いのかと

正直迷ってばかりでした。

 


その度にLOVE FOR NIPPONの皆さんからの心強いお言葉や行動、

現地でお会いする皆さんの温かい笑顔や「ありがとう」の一言に

なんども助けて頂きました。

そしていつも全力で遊んでくれる現地の子供たちは言ってくれました。

「さっさと配って一緒に遊ぼう」と。

そう言って配布を手伝ってもくれます。

 

今、どうして活動しているのかと聞かれたら

出来ること、したいことは支給では無くて、それはただの口実で、

皆さんに会いに、一緒に遊びに笑いに行っているんだなと

本当にそう感じています。

 


きっとまだまだだ支援とよばれる応援は必要だとも強く思います。

いつの間にか日本中が

「がんばって!東北」

と東北だけの問題に

そんなふうになってきているんではないかと思うときがあります。

チカラになっているとは思いませんが、CHUMS として出来ることを

少しでも見つけて

この活動のきっかけを頂けたことに感謝して

これからも「忘れないよ」と「ありがとう」を伝えに行きたいと思っています。

 

ランドウェル 工藤靖子

 





LOVE FOR NIPPON公式ホームページ
http://www.lfn.jp/

LFN ROAD_120511@宮城県山元町

 LFN ROAD at 宮城県山元町浅生原東田地区
仮設住宅公園
2012.05.11.fri


発災から12ヶ月を迎える2012511

宮城県山元町にてROADを行ってきました


<福島県仮設住宅>

宮城県に入る前に、福島の仮設住宅へ

今月末に予定している田植え体験ツアーご招待のお知らせで立ち寄りました


福島郡山南一丁目仮設住宅では

何度も交流させて頂いている仮設にお住まいのとみこさんとサクマさんが

たくさんのご馳走を準備して待っていてくれました

前日から準備し、楽しみで眠れなかったと明るく元気いっぱいにはなしてくれるお二人

これまでも

東京に何度も食べ物をおくってくれたりして,その都度スタッフでありがとうの手紙を送ったりしているのですが

それらが壁にびっしりとはってくれています



いつも放射能のことを気遣ってくれて、福島産以外のものをつかってくれていて

今回も北海道や九州から食材を取り寄せて料理してくれていました。避難所生活が長くだんなさんも今では入院生活を送っていたりと

ご自分の事だけでも大変なのに本当に素敵なお母さんです



このお母さんたちと何度かバスツアーで風評被害のある温泉地などに行ってきましたが

今度は新潟中越地震震源地にみなさんで行き、震災後から復活した棚田でつくる震央米をみなさんでつくるツアーをおこないたいと考えています


これは田植え、草刈り、稲刈り、収穫祭とこれから何回かにわけて秋まで実施する内容となっています

だいぶからだやこころが弱ってきているみなさんですが、やってみたいという方がたくさんいます

新潟の震災体験者たちも一緒にお米をつくることを喜んでくれています

どこまで生産できるかは秋に結果が出ると思いますが、少しずつ発展していけたらと考えています



またもうひとつ

福島郡山富田仮設住宅にも説明会にいきました

こちらは大きな仮設なのですが、富岡、川内,双葉といくつかの町の方が住んでいらっしゃいますが

今回は川内村のみなさんにお声がけしてきました

いつもここにあるおだがいさまセンターを通じてみなさんへ提供や、イベントをおこなっているのですが

富岡がやっているセンターだという認識からか、なかなかほかの町のみなさんが入りづらい環境になってしまっていると

よく話を聞いていました

ひとつの場所なのですが行政がちがうとなかなかうまくいかないということですが

この震央米作りツアーではお互いの村のみなさんがひとつの田んぼでお米を作るという事から

あらたな交流の場となれればという願いもかけています

川内村は現在帰村していくことの問題点が村でも仮設でも多く発生しています

仮設の鍵はもったまま時折帰る方が多いようですが

そういった方々の車が嫌がらせで壊されたりもしているようです

また帰るという村の方針から、仮設にあるデイケアセンターも職員がいなくなってしまい

老人介護施設も機能しなくなったりと、行政の強引さが目立ち

不満を持つ村民と、また他の村との軋轢も生まれているようです


なにより川内村は除染されている所は一部のみで

山間部はほとんどされていない状況ということで帰りたくないという方が多いようです


こういった問題点を書いていくと長くなってしまいますが

交流の時間を持ち続けて、しっかりとこれからの”最善”を検討していかなければ行けないと改めて感じています


震央米ツアーはあらためて詳細を後日送らせてもらいますが

みなさんにもぜひ何らかの形で参加頂けたら幸いです


<宮城県山元町>


震災当初から何度となく訪れていた山元町ですが

今回は仮設住宅の集会所とあそび場を借りて開催しました

午後から

集会所ではお菓子やジュースを提供し、子供たちやおばあちゃん達と交流

アメリカンスピリットさんからタバコ

WORLD SURVEY Inc.さんからシャンプー・トリートメントの提供いただいているのでお配りしました



今回は11日という命日をみなさんと灯し、祈るという目的と

元サッカー選手たちが現地にきて交流をということ

そしてもの作りの提案

この3点がロードの目的でした



最後のもの作りの内容ですが

震災直後ホワイトバンドをつくりラブフォーニッポンのアクションを支えてくれたINORAN(LUNA SEA)さんが

第二弾をおこないたいと提言してくれた事をきっかけに

現地ワークショップでも活躍してくれているメイドインアースさんと共に手作りミサンガを第二弾の商品にしようと計画を進行しています

これはホワイトバンドを中国などで作るより、避難されているお母さんたちに手作りでつくってもらおうというものです

それをここ山元町のお母さんたちにおこなってもらうべく、INORANさんにも今回は現地に来てもらい直接交流をしてもらいました



お母さんたちに津波被害にあったご自宅にも連れて行ってもらい、震災当時、そして今の状況、問題点などお話を聞き

その後は実際一緒に作ってもらいました


このミサンガ編みですが

素材となるオーガニックコットンは”カンボジアの地雷原を綿畑に”http://naturesavescambodia.org/

と活動する写真家石井麻木さんの想いも込められています

山元町もかつては蚕を育て織物をしていた町だったそうで

いつかカンボジアのみなさんと山元町の交流が生まれてもらえたらという願い、またラブフォーニッポンのロードでも数多く

現地に入ってくれている石井さんの繋がり、カンボジアの事もしってもらえたらと考えています

カンボジアのみなさんもこの企画を喜んでくれて想いをこめて紡いでくれています

そのコットンを被災地のお母さんが編んでいき完成というミサンガです


こちらもまたあらためて詳細はレポートさせてもらいますのでぜひ何らかの可能性がみなさんにもありましたらよろしくおねがいします



外の運動場では、元サッカー選手の石塚啓次さんと黄川田賢司さんが子供たちとサッカーで大交流!

宿題早く終わらせてきたー!とはしゃぐ子供たちが収集がつかないくらい集まってくれました

石塚さんと黄川田さんは4月に都内で子どもとパパのためのイベントを開催しており

そこで集まった物資と収益からサッカーグッズやキャップ、DVDや本をサッカー交流の後に子どもたちへ直接手渡しでご提供頂きました




おにごっこ、スケボー、バトミントン、かけっこと、スタッフもひたすら子供たちと遊んでいました

地元のおばあちゃんが自らドリンクの提供を手伝ってくれたり

地元の若者もボランティアに来てくれ、今まではLIVEで出演して下さっていたMy Pianoさんも

LIVEではなくても出来ることがあれば手伝いたいと、駆けつけてくれました


気がつけば、スタッフ、アーティスト、山元町の方の境目がなく

みんなで楽しくそしてにぎやかな11日という日が生まれていました


夕方からは集会所の前でキャンドルを灯し

たくさん遊びはしゃいだ子供たちも、大人たちも一緒になって

灯るキャンドルを囲み、静かであたたかい時間を過ごしました



いつもはなるべくすべての仮設とまた在宅の方が来れるようにと公民館でのイベント開催が多いのですが

今回は仮設住宅でおこなったので普段みんなが集まる場所に出てこない人が結構参加していたとの声も聞きました

ひとつの仮設でのことなので,来づらい人もいたかもしれませんが、みなさん自分たちのところにきたということもあってか

スタッフとの境界線なくみなさんといっしょにつくり出せたとても素敵な5/11となりました





海岸沿いの瓦礫の山、地盤沈下、こわれたままの道路などなかなか進んでいない復興ですが

こうやって何度も通い続ける中でしかみえないこと

またそこから自分たちにしか提案できないことをこれからもおこなっていきたいと思います


復興支援はこれからが本番だと思います

どうぞ引き続き、そしてあらためてよろしくおねがい致します

長くなりましたが最後までありがとうございました



Candle JUNE



【ご協力者一覧】

INORAN(LUNA SEA)

My Piano


<物資提供>

石塚啓次さん(サッカーグッズ、DVD、本)

黄川田賢司さん/社団法人スポーツボイス代表理事(スパイクなどサッカーグッズ)

アメリカンスピリット(タバコ)

WORLD SURVEY Inc.(シャンプー・リンス)


<ワークショップ>

メイドインアース(ミサンガ編み)


<写真撮影>

石井麻木


やまもと復興応援センターのみなさま

山元町のみなさま




LOVE FOR NIPPON公式ホームページ
http://www.lfn.jp/

ROAD_4.29@宮城県坂元仮設住宅

 LFN ROAD at 宮城県山元町坂元仮設住宅

2012.04.29.sun

今回のLOVE FOR NIPPON ROADは山元町役場でのイベントに加え仮設住宅に、
こどもの日に向けての、五月人形と鯉のぼりを プレゼントしに伺いました。 

私はいつものメンバー、WAKA、YUKARIと共に、宮城県の南端、
山元町に位置する坂元中跡地仮設住宅へ向いました。 
この日は、連日の雨があがり宮城でも24℃、春も過ぎようという陽気、GW初日にしてはスムースに現地に到着した。 
東北では先週あたりが花見だったのでしょう。サクラに少し葉がまざっています。


連絡を取り合っていた、自治会長の斉藤氏と数人のお父さん達が待っていてくれました。 
野球大会と重なり、あいにく子供達は少なく少し寂しい感じでしたが、 
いつものちびっ子達が数人、、、  「今日は何やんの?」  「デカい鯉のぼりたてるぞ!」
仮設の皆さんと設置場所を決め先ずは穴堀。



珍しい穴堀器に興味しんしんのちびっ子と穴を掘り、土台作り。 
みんなで砂利を集め、地盤を堅め、型枠をして更に砂利投入!





最後にコンクリートを投入し、良く馴染ませ、、、


金ゴテでしっかり押さえたら土台の完成!


お次ぎは鯉のぼり、土台の乾きを待ちながら、、、




作った事のある、お爺ちゃん達にほぼ仕切られながら、鯉のぼりは着々と完成へ、、、  

スタンバイOK!  

コンクリートが固まるまで、LOVE FOR NIPPON 山元町役場でのイベントにみんなで出かけ楽しみながら乾き待ち。  

イベント会場では、いつもの顔ぶれが楽しそうに盛り上がっている。 
子供達も久しぶりのメンバー達と汗だくで遊びに夢中、、、 
お父さんお母さん達とも近況を話合い、現在の状況を伺いながら楽しい一時を過ごさせてもらう。  

最近、廃棄物処理プラントが山元町、亘理町、閖上に2機づつでき、稼働し始めたらしい。 道中、海岸線に煙が上がっていたのが気になっていたが、それがそのプラントだ。 
プラントへも行って来たので、またBlog upします。



そろそろ、コンクリートも固まりイベントも落ち着いた。  

Mr. LOVE FOR NIPPON キャンドル・ジュンと共に坂元へもどり 

いよいよ人形と鯉のぼりの贈呈式!




みんなで記念撮影!  

さあっ! 鯉のぼりを上げよう!




完成! 高く、大きく、泳げ!!




五月人形も自治会長により丁寧に飾られ、無事贈呈完了!



少しだけ大変な事、みんなでやればあっという間に出来る、、、 

こんな風に、考えて行けばきっとこの先どんなに大変でも、いつか必ず復興出来る!  


すこしづつ、すこしづつ、、、、   


ーご協力企業さまー   


 武州甲冑製造株式会社  

 新田玩具株式会社  


この度のプロジェクトにご協力頂き本当に有り難うございました! 心より感謝致します。




LOVE FOR NIPPON公式ホームページ
http://www.lfn.jp/

120429_ROAD@宮城県山元町

 

 LFN ROAD at 宮城県山元町公民館前

2012.04.29.sun


これまで何度も訪れてきている山元町でイベントを開催してきました

山元町はJRが通っていたのですが

津波によってなくなったしまったので人口減少率がもっとも多くなってしまった町です

現状もどこにJRが復活するのかもわからず

津波地域のみなさんは家を修復するかどうかも決められず

ほとんどの地域が未だに瓦礫が残っている状態です

ボランティアも受け付けているのですが

なかなか集まらず、仙南地区の2市2町のなかでももっとも復興が遅れてしまっている場所でもあります





今回は飲食や物資提供の他、大道芸、My Pianoライブ、小久保淳平ライブなどを行ってきました

物資ですが青家の青山さんから手作りのマフィン100個いただきました

オーガニック全粒粉、豆乳、太白ごま油、きび砂糖で作っているので

卵&乳製品アレルギーの子供達でも安心という素敵なものであっという間になくなりました

また魂同組さんから焼き鳥やフランクフルトを、井田順子さんからは手作りグラノーラをいただきました



また久しぶりに山元町にかえってきてくれたPlumpynutsチームは綿菓子つくりと

いろいろな縁日グッズでまたしても子供たちに大人気となっていました


最近は現地の仮設でポスティング制度があり

イベント告知をおこなっています

この日を楽しみにしていたというみなさんが朝から集まってくださり

一緒に準備も手伝ってくれました


物資提供はもう良くないという声もありますが

ものだけもらって帰りますという方は逆に少なくなってきています

普段は逢わない避難者同士も久しぶりに顔をあわせ,近況を伝えあったり

もちろん自分たちメンバーとも再会を喜びあったり、今の避難状況などを伝えてくれます

継続している事で見えてきているこういったイベントの大切さが今回ははっきりとわかりました




復興支援がしたいけどどうすればいいかわからない

この先のやるべき事は?とよくきかれます

自衛隊が撤退したあたりから、それぞれの行政がそれぞれのことはおこなうこととおもわれがちです

ですが

行政の動きはあくまでも平均主義なので

ほんとうに困っている方々への活動はなかなかできません

各団体の活動も緊急時では即決で様々な事ができたのですが

行政との足並みをそろえると地道なものになっていきます

また

今から何かしたいと思う団体も、これからどこかのまちに入っていこうとすると

面倒な申請が必要であったり,色々な規制があったりでうまく活動できません




この山元町で続けてきた事はとても素敵な形に成長しています

始まりから終わりまで

小さな子供もたくさんあつまり

そのお父さんお母さんももちろん,おじいちゃん、おばあちゃんたちも一緒に楽しんでいます

なかなかそんなイベントはないと思いますが

提供している自分たちも、それぞれが現地のかたと話をしたり,子供たちと遊んだり(結構本気で遊んでいます)

この個人が現地の個人と様々な繋がりを持ってもらう事で

平均主義ではできないアクションがおこなえます

そんな繋がりから

坂本地区の仮設に今回は縁あって鯉のぼりと五月人形を提供してきました

自治会長さんはじめ仮設のお父さんがたと一緒に子供たちのための準備をおこないました



たしかに

ほかの仮設からはあそこばっかりずるいという声もありますが

他の仮設でもひなまつりからの繋がりで子供の日のおまつりを一緒につくりましょうというところもあります

大切な事は

行政からの落ちてくる平均的なものをまつのではなく

一緒に話をして一緒に作っていこうという声をあげること、そしてアクションをおこすことであって

そういったことがこの山元町でも少しずつできてきています

一方的に鯉のぼりなどを提供するのではなく

現地の大人たちとはなしをして,一緒に設置ををして、いっしょに喜びあう



こういったことが自分たちも支援している側という感覚(してあげている)ではなく

地震によってあらたに知り合えた家族達と

子供たちのためにあらたな町づくりをいっしょにはじめようというスタンスになり

他には得る事の出来ない人としての大切なものを感じさせてもらえることに繋がります


復興支援は被災者のためにということもありますが

自分自身へのためであるほうが良いと思います

またそれ以上に

ともに何かをつくり出し、喜びあえること

それがすべての生きることにつながる実感として現実的に現地にも自分自身にも与えられるのだと思います



福島のことを考えると大変なことばかりなので辛くもなりますが

こうして福島から宮城の一番の入り口である山元町をみんなで元気にする事が

やはり福島の生きるにすこしでも繋がってもらえたらと願います



だいぶ

震災関連の事は世間から話題が少なくなってきていますが

じつは今からがとても躍動的で

また支援の本質が試される時だと思います



しなければいけないことと思わずに

したいことと思うことができたら

そこには美しいものしか待っていないはずです



Candle JUNE



<物資提供>

井田順子(グラノーラ)

青山有紀(手作りマフィン)

CHUMS (帽子や洋服など)

Plumpynuts(綿菓子、駄菓子など)

魂同組(焼き鳥・フランクフルト)

WORLD SURVEY Inc.(シャンプー・リンス)

新田玩具人形株式会社(こいのぼり)

武州甲冑製造 株式会社(五月人形)



<ワークショップ>

メイドインアース(ミサンガあみ、布ナプキン作り)



<大道芸>

伝手プロジェクト(シルヴプレ/ドルフィンマジック/ポコ舞踊団)



LIVE

小久保淳平

My Piano



<マッサージ>

TAWOO森川千絵


<写真撮影>

大野秀典

大森常治


<ステージ>

シミズオクト


4.22ROAD@福島県三春町柴原萩久保仮設住宅

  LFN ROAD 
at 福島県三春町柴原萩久保仮設住宅
2012.04.22.sun



今回は411日に伺った福島県三春町の柴原萩久保仮設住宅で行われる

桜祭りに参加してきました。


以前のレポートにも書かれていましたが

三春町には有名な滝桜というサクラがあり

その開花に合わせて行われる仮設住宅のみなさんによるお祭りで

自治会長さんが書いた望郷桜という詩に青谷明日香さんが曲を付けて

411日にお披露目をしてきましたが

もう一度青谷さんに同行をして頂いて改めて歌を届けました。



天気は心配された雨はなんとか持ちこたえてくれたのですが

今日この日が見頃になるとの開花予想が出ていたさくらが

残念ながらここ数日の冷え込みによってまだつぼみの状態で

開花は来週に延びるだろうということでした。

それにも関わらず、三春町内には何台ものバスが走り

県内外から多くの方が訪れていました。



お祭りは11:00にスタートし、

富岡町の民謡愛好会のみなさんによる民謡の披露

仮設に暮らすみなさんの花笠音頭・炭鉱節・相馬盆歌踊り

大道芸人のパフォーマンス、スコップ三味線、

紙芝居などアットホームな雰囲気で進みました。


その後、この日の司会進行も務めていた

パチッコリンさんのお笑いライブがあり、青谷明日香さんのライブが始まりました。

青谷さんのコミカルで懐かしいさを感じるメロディーに

お母さんお父さん達は手拍子と笑顔で応え、

一番最後に柴原萩久保仮設住宅の自治会長さんが詩を書き、

青谷さんが曲を付けた「望郷桜」が披露されました。

桜の手ぬぐいをもったお母さん達がそれを振って応え

とても温かい時間となりました。




その後、JCV世界の子供たちにワクチンを日本委員会による

写真パネル贈呈式があり、桜祭りはすべての演目を終えました。


この仮設住宅は戸数が多くないのと、イベントスペースも十分でないためか

なかなか支援団体が入りづらいということでしたが

この日は沢山の方が集まり、また最後にはおだがいさまセンターから衣類などが

LOVE FOR NIPPONからはWORLD SURVEY株式会社さんからご提供頂いた

シャンプー・トリートメントをお配りしました。



最後みなさんとご挨拶をする際におだがいさまセンターのセンター長、天野さんと最後にお話させて頂きましたが

(ご本人もJACK天野として紙芝居で参加していました)

こうして小さいながらも人が集まれる場所を作り続けていくことで

故郷に帰ることが出来ない沢山の方が手を取り合って笑い合える環境を作り

また自治体ごとの垣根を取り払っていきたいという熱いお気持ちを知ることができました。



故郷を愛おしく思う人もいれば

それとは逆に嫌いな人もいる。

忘れられない思い出があるという人も、

またそこでしかできない仕事をしていた人もいる。




僕自身、とても故郷である双葉町のことが「嫌い」でした。


それでも、今は日に日に故郷に対して自分にできることをしていきたいという思いが強くなっていきます。

「好き」も「嫌い」も感じさせたあの場所に、恩返しといった大それたことではありませんが

先の見えない原発事故に対しての漠然とした不安を抱え、

未来のイメージすら思い描けないという状況を打破したい。

雇用捻出、立入り制限区域の分別、補償問題など多くのことが山積みですが

果てしないと思うような大きな山でも、それを山だと認識できればいつか頂上には辿り着けるはずだと信じて

具体的な問題から、みなさんが集まれるような場所の提供など幅広く取り組んで行きたいと思います。



LOVE FOR NIPPONスタッフ 須賀




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